免疫監視療法に温熱療法を組み合わせると治療効率が上がる①

横浜サトウクリニックでも免疫監視療法に温熱療法を組み合わせた治療を行っており、効果を上げています。

なぜ温熱療法を組み合わせているのでしょうか?

それは次の2つのメリットがあるからです。

クリニックのサーモトロンRF-8

1つ目は、温熱療法によって誘導される熱ショックタンパクがガン細胞の表面に目印をつける手助けをして、免疫細胞がガン細胞を発見しやすくなるからです。

免疫細胞が敵を発見し、攻撃するためには、その敵が正常な細胞とは違う目印となるような異常構造を持っていなければなりません。

通常の体温から3度以上の高温度を維持できれば、細胞は熱ショックタンパクと呼ばれるストレスに対抗するタンパク質を作り出すと言われています。

このタンパク質は、熱をはじめとするストレスによって細胞内のタンパク質が変性を起こして構造が変化してしまうのを防いだり、変性を起こしてしまった異常なタンパク質を異物として細胞の膜表面に運ぶ、いわゆる運び屋として働くことが知られています。

 

温熱療法によって熱ショックタンパクを誘導することができれば、ガン細胞内の異常なタンパクを熱ショックタンパクが細胞膜表面に運び出す手助けをしてくれて、いわゆる目印付けを行うことが可能となり、免疫細胞が敵を発見しやすくなり、攻撃の効率が上がるわけです。

サーモトロンRF-8

2つ目は、温熱療法によって、免疫に抑制をかけていたブレーキが解除できるということです。

 

ガンが進行してしまっている患者さんの多くは免疫のバランスが崩れ、ガン細胞を攻撃する免疫細胞にブレーキがかかった状態になっています。

免疫監視療法ではBRPという生理活性物質を静脈注射することで樹状細胞を活性化し、免疫のアクセルを踏み込むと同時にブレーキを解除しているわけですが、温熱療法にも樹状細胞を活性化させる効果とブレーキをかけてしまう制御性Tリンパ球を抑える効果があるため、ガン細胞に対する攻撃力がアップするというわけです。


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