会報3号 1999年1月発行 
松本大円名誉管長の巻頭言

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京都・清水寺名誉管長 
松本 大円


新しい年を寿ぎ、一英会会員の皆様並びにご家族御一統様の御健勝ろ御多幸を祈念致します。
この世に人として生を享けた以上は、健康で明るい家庭生活をおくり、多くの人々に敬愛され、 社会に貢献をし、高年齢化社会の現状の今日、長寿を全うできたならばこれ以上の慶びはありえない。

鎌倉時代の名僧を仰がれた夢想国師は
一に無病(わずらいなき)はこの上なき利
二に知足(足るを知る)はこの上なき財
三に信頼(しんらい)はこの上なき親
四に涅槃(ねはん)は最上の安楽
と云われ、まず、患のない事が第一にあげられている。

平成11年己卯を迎え、友の会の各位様がご健康に一層ご留意され、益々ご壮健にてご活躍されますよう祈りあげます。
ところで、佐藤免疫療法で、がん制圧につくされた佐藤一英先生は、偉大な菩薩さまと敬慕させて頂いており、 がんにかかられた多くの方が、佐藤免疫療法で治癒され、人生に大きな光明を見出され、なんとすばらしいことかと喜びに たえませんでした。 佐藤先生は世界のどこの国にも先駆けて、先生の研究開発の治療法の学術的、理論的な体系の確率と、人命を救うための 施設の建立、生命復活の建立に理解ある方々とともに取り組みませんかと大きな理想に燃えておられました。

なお又、各大学のご顕職の先生や、各地のご専門の先生方の佐藤療法によせられるお話を以前から承り、 全国の多くのがん患者さんが明るく救われるように、佐藤免疫療法が、さらに広くこの地上に輝くよう念じてやみません。